セルフカット初心者でも、バリカンを使って自分で坊主にすることは十分に可能です。
坊主にしたいという強い意思と少しの勇気があれば誰でもできると思います。セルフカット初心者の私が実際に自分で坊主にした経験を元にやり方をご紹介します。
セルフカットで坊主にすることに迷っている人の参考になれば嬉しいです。
それではご覧ください。
※坊主のメリットやデメリット、私の坊主歴などは以下の記事に書いてあります。良かったらこちらもご覧ください。
事前チェック
坊主にすることに迷いはないか(坊主にして良いのか)
迷っている段階だと中々バリカンの刃を入れられず、時間だけが過ぎてしまいます。自分の意志が固まっているのを確認してからカットに臨むようにしてください。
また、坊主という髪型の特性上やり直しがほぼききません。そのため、日常生活や仕事上で問題とらないか事前に十分な確認が必要です。特に営業や窓口業務のような対人業務が多い場合には、事前に上司の許可をもらった方が良い場合もあります。
必要物品の準備
必要物品は以下です。カットの途中で取りに行く必要がないように、カットする場所の近くにしっかり準備しておきましょう。
- バリカン:コードレスのものが良いです。充電はしっかりしておきましょう。途中で切れるとかなり面倒です。
- ヘアキャッチャー:100均に売っています。洗って何度か使えるのでコスパも◎。
- ゴミ袋:大きめが良いです。ヘアキャッチャーが入るくらいのサイズがおすすめ。
- 粘着クリーナー:カット後の掃除に便利です。
- 掃除機:カット後の掃除に使います。
私はお風呂場でカットしています。大きめの鏡があり、カットが終わったらすぐにお風呂に入れるのでおすすめです。
※排水溝に髪の毛を大量に流すと詰まりの原因になります。お風呂場でカットする時はきちんと髪の毛を回収してください。
セルフカット手順
手順1 サイドをカット
はじめはサイドから攻めましょう。もみあげ~側頭部にかけての位置です。
ここを一番に攻めるのには理由があります。それは、「サイドだけならまだ引き返すことができる(可能性がある)」からです。
バリカンをいれてはみたが、やっぱりやめたくなった場合、状況にもよりますがサイドだけならまだ引き返せるかもしれません。サイドだけならツーブロックへと変更できます。
坊主にする決意で臨んだとしても人間なので心変わりする可能性もあると思います。そんな時の保険としてサイドからスタートするのが良いと思います。
ポイント
空いている方の手で頭皮を上に(頭頂部側に)引っ張りながら下から上に向かって刈っていくと良いです。ひげそりと同じように、皮膚がたるんでいたり、毛が寝ている状態だとうまく刈れないことが多いです。皮膚を伸ばしながら、毛を起こしながらやるとうまく刈ることができます。
また、サイドを刈る上で特に丁寧にやってほしいのが、「耳回り」です。耳が邪魔をするため、刈り残しが起こりやすい場所だといえます。私が初めてセルフカットで坊主にした際も刈り残してしまい、伸びてくるにつれて耳回りがムズムズする結果になってしまいました。
耳回りを刈る時は、空いている方の手で耳を折りたたむようにどけ、念入りにバリカンをいれると良いです。
後述しますが、耳回りは最後に全体をカットしたものより短いアタッチメントですこし短めに刈る方が伸びた時に邪魔になりにくいのでおすすめです。
手順2 前頭部~頭頂部をカット
次は前頭部~頭頂部です。もうサイドを刈ってしまったのでここからは思い切っていきましょう。
前頭部はおでこから頭頂部に向かって刈っていくだけなので問題ないのですが、頭頂部が少しやっかいです。キレイな頭の形をしていれば良いのですが、そうではない人も多いと思います。バリカンを沿わせるのが難しいです。
私の場合、頭頂部に少し出っ張っている部分があったためかなりやりにくかったです。
ポイント
頭頂部の形に合わせて多方向からバリカンを当てるのがポイントです。
一方向からのみではどうしても刈り残しができてしまいます。多方向からバリカンを当てることで刈り残しをなくすことができます。
また、その際に手の感触で刈り残しの有無を確かめるのも大事なポイントです。
手の平全体で触ってみたり、指で髪をつまんで長い部分を探したりすることで刈り残しを見つけることができます。
手順3 襟足~後頭部をカット
最後は最難関の襟足~後頭部です。鏡で全く見えないので手の感触を頼りに刈っていきます。
ポイント
バリカンの持ち方を変えるのがポイントです。
サイドを刈ったときのような持ち方だと肩関節の可動域的に難しいので、バリカンを逆さに持って刈っていきます。
見えないので手の感触で刈れている部分を確かめながらバリカンを当てていきます。
頭頂部と後頭部の境目あたりのやや角張っている部分は刈りにくいので、多方向からバリカンを当てることで刈り残しを防ぎます。
手順4 全体を微調整
ここまでくればぱっと見は坊主になっているので終わりたくなるのですが、後々のことを考えると最後に数か所確認が必要です。
①耳回り
手順1でも少し触れましたが、耳回りは絶対確認が必要です。
私が初めて坊主にした際、耳回りの刈り残しが多かったため、髪の毛が伸びてきた時の耳回りの「うっとおしさが」半端じゃなかったです。常に毛先が耳に触れ、ムズムズして仕方なかったです。
その経験から2回目に坊主にした際は、耳回りを丁寧に刈ることと、全体よりも少し短めにすることを意識しました。全体を刈った時よりも少し短いアタッチメントをつけて、耳回りの毛先を少しだけ短くするイメージです。ガッツリ刈ると耳回りだけ短くなりすぎるので、少しだけ短くなるように刈ると良いです。
②襟足
経験上、襟足部分が一番刈り残しが多いです。
見えにくく刈りにくい難しい場所なのが原因だとは思うのですが、刈れていてもなぜか他の部分よりも少し長めになってしまいがちです。他の部分よりも多くバリカンを当てて対処するべきです。
その他注意
- バリカンはコードレス一択。前後左右に振り回すため。
- 心配なら家族などに最終チェックをしてもらうと◎。
まとめ
セルフカットで坊主にするやり方についてご紹介してきました。
私の経験上のこうした方が良いというやり方なので、必ずしもこのやり方が正解というわけではありません。頭の形や持っているバリカンによってもやりやすい方法は変わってくると思います。
自分がやりやすく、刈り残さないことが一番大切です。
みなさんのセルフカットの参考になれば幸いです。
それではまた。