無職になって1年半、およそ20年ぶりに坊主にしました。なぜ坊主にしたのかと言うと、髪の毛がうっとおしかったのもありますが、一番は「節約のため(固定費削減)」です。カット代が馬鹿にならないので…笑
20年前は床屋さんで坊主にしてもらったのですが、今回はバリカンをネット通販で買い「セルフカット」で坊主にしました。
初セルフカット、初バリカンだったので時間はかかりましたが、自分でやってみて気づくこともたくさんありました。その経験を踏まえて坊主のメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
これから坊主にしようか悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
※セルフカットのやり方については下記の記事をご覧ください。
メリット
節約になる(固定費削減)
一番大きいメリットはやはりコレではないでしょうか。カット代は家賃やスマホ代などと同様に定期的にかかる費用なので、ここを減らせるのは大きなメリットだといえます。
まずは下記の「料金比較表」をご覧ください。
美容室に通った場合とセルフカットをした場合の料金比較です。私の場合ですので、あくまで参考程度にご覧ください。
料金比較表 | 坊主セルフカット | 美容室※1 |
---|---|---|
カット代 (1回) | ・1,580円 バリカン代 ・110円 ヘアキャッチャー代※2 (ヘアキャッチャーは半年で買替) | 2,750円 |
年間 | 1,800円 (ヘアキャッチャーは年間2つで計算) | 11,000円 (年に4回) |
※2 セリアのヘアキャッチャー
単純にカット代で比較しただけでも年間9,000円以上節約できていることになります。
また、カット代以外にも下記のような費用を節約できるのでさらに節約額は大きくなります。
- 交通費(美容室までのガソリン代や公共交通機関代)
- 電気代(坊主にドライヤーは不要)
- シャンプー代(使用量がかなり減る、私の場合使う量は坊主にする前の半分以下)
- 上下水道代(洗髪時や寝ぐせ直しに使う水が減る)
- 整髪料代(髪型にもよるがほぼ不使用のため)
反面、セルフカットをする場合には自分で刈る労力と時間、及び片づけの手間がかかります。また、バリカンの耐用年数によっても節約額は増減します。ですので上記はあくまで目安であることをご承知おきください。それでも美容室代を上回ることはないと思うので、基本的には大きな節約効果が期待できるはずです。
触り心地が良い
毛先が手に刺さる感触とジョリジョリ、サクサクという音が心地よくて隙あらば触っています。
メリットの2つめに持ってきているあたりでだいぶ気に入っていることがお分かりいただけると思います!笑
20年前に坊主にした時もこの感触はとても気に入っていたのを覚えているので、何かクセになる感触なのだと思います。
美容室に行かなくて良い
みなさんは美容室で髪の毛を切られている間、緊張しないでしょうか。
わたしはとても緊張してしまいます。何年たっても緊張します。
雑談が苦手というのもありますが、勝手に緊張して肩が凝ってしまうのです…笑
目の前に大きな鏡が置かれていたり、背後で何かをやられている感じが苦手なんだと思います。
セルフカットで坊主にする場合、美容室に行くことによる緊張を味合わなくてよくなります。
美容室が苦手な人からしたらかなり大きなメリットではないでしょうか。
他の髪型でもセルフカットであれば同じことがいえるのですが、坊主以外の髪型の難易度を考えると坊主のメリットに含まれると思います。
自分で坊主にできる(セルフカット)
他の髪型と違ってセルフカットで十分なクオリティをだすことができます。
後頭部や襟足部分は見えない分難しいですが、慣れれば手の感触である程度キレイにできます。私も2回目には手触りでまあまあの仕上がりになったと思います。同居人がいれば少し手伝ってもらうのもありです。
先日は40分くらいでほぼ刈り残しなく終えることができました。カットの経験などない私でもできるので多分だれでもできます!笑
<私のセルフカット手順(参考)>
①必要物品を用意(バリカン、ヘアキャッチャー、大きめのゴミ袋、粘着クリーナー)。
②風呂場でヘアキャッチャーを装着。必要物品は近くに置いておく。
③カット。
④ヘアキャッチャーを外し、丸ごとゴミ袋へ(後で処理)。風呂場の床に落ちた細かな髪の毛は粘着クリーナーで回収。
※粘着クリーナーはくっつくので他の物で少し粘着性を落としてから使うこと。
⑤入浴。
⑥ヘアキャッチャーの髪の毛を落とし、洗濯ネットに入れて洗濯。
※2025年2月現在、3回洗濯しましたがまだ使えそうです。
⑦ごみを捨て、掃除機をかけて終わり。
その他
- 寝ぐせがつきにくい、ついてもすぐに直せる。
- 髪の毛のうっとおしさから解放される。
- 皮膚トラブルの軽減。とくにおでこ。
- 頭皮をしっかり洗える。
- 好きな時にカットできる。
- 慣れれば美容室に行くよりも時短。
デメリット
周囲の目が気になる
これが最も大きなデメリットではないでしょうか。
以前に比べれば坊主という髪型も認知されてきてはいますが、いまだ少数派であることに変わりはありません。
急に坊主にしようものなら「どうしたの?」の一声と共に奇異の目を向けられる可能性大です。この時のストレスはかなりのものだと思います。坊主にした翌日以降、ほぼ確定でそんな仕打ちが待っているのは大きなデメリットではないでしょうか。
私も例に漏れず「周囲の目」が気になって坊主にするのをためらっていた側の人間です。
しかし、私の場合は、無職になり「人と会う機会がほぼなくなった」ことで坊主にする決断ができました。
バリカン操作には慣れが必要(セルフカット)
耳回りや襟足、後頭部部分のカットは少し難しいので慣れが必要です。
私でも2回目からはある程度うまくできたので、回数を重ねることで対処可能だと思います。
ただし、髪が長い状態から初めてセルフカットで坊主にするのは難しいので、初回のみ美容室でやってもらうのもありかもしれません。
片づけが必要(セルフカット)
当然片づけも毎回自分でしなければいけません。
カットした場所の掃除はもちろんのこと、バリカンやヘアキャッチャーの掃除もあるので手間ではあります。
定期的なカットが必要
髪が伸びてくると変な形になりやすいので定期的なカットが必要になります。
人それぞれ髪の伸び方や頭の形が違うので一概にどうとは言えないのですが、変な形になることが多いと思います。
私の場合、髪が伸びてくると頭の形的に「ハチ」の部分が膨らんできて変なシルエットになってしまいます。
私は主目的が節約なので多少変な髪型でも構わないのですが、見た目を気にする場合には短いスパンでのカットが必須になります。慣れるまではやや面倒に感じるかもしれません。
頭皮の防御が手薄になる
夏場、長時間外にいるとすぐに日焼けします。
私が初めて坊主にした高校時代、外の部活だったのですぐに頭皮が日焼けして皮がむけました。
熱中症のリスクも高まるので帽子等での対策が必要になります。
その他の注意
職種によっては、坊主にしない方が良い場合がある
職種上もしくはお勤めの会社の規定上坊主にしない方が良い場合もあるので注意が必要です。
接客業や営業職などの場合、どうしても「いかつい印象」を持たれがちな坊主は避けた方が良いことがあります。
もしそれらの職種の方が坊主にしたいのであれば、事前に職場の上司などに相談してからの方が良いです。
間違っても急に坊主にするのはやめましょう。
薄毛対策で坊主にする場合は注意が必要
長さが中途半端だと逆に薄毛が目立つ可能性があるので注意が必要です。
調査中ではありますが、薄毛対策で坊主にするのであれば、3mmくらいのかなり短い長さにするのが良いと思われます。
まとめ
20年ぶりに坊主にしたので、その経験から感じたメリットとデメリットをご紹介してきました。
私のようにコスパ・機能性重視であれば坊主は最適な髪型だと言えます。しかし、周囲の目が気になったり職種的に坊主が適さない場合もあるのでご自身の状況に合わせて判断することが大切です。
みなさんの参考になれば幸いです。
それではまた。